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November 21, 2021

今週の相場(11/19時点)

今週のS&P500は+0.3%、NASDAQは+1.2%で最高値更新、日経平均は+0.5%と、いずれも小幅高。ちなみにDOWは1.4%安。

米長期金利は1.57%→1.55%に下がり、ドルインデックスは95.1→96.1と逆に上昇、ドル円は113円90銭→114円ちょうど近辺と小幅な動きでした。

為替市場は金利低下でドル高と、若干リスクオフ気分にも見え、株式市場はNASDAQ指数が最高値とは言え、AD(騰落)LINEは下がっており、二極化は強まっています。

セクター的にはハイテクが+2%ですが、金融が3%安、エネルギーが5%安。素直に見れば景気に弱気で、NASDAQ高、DOW安とも整合します。

コモディティ市場を見ると、金銀銅が揃って2%程度下げ、原油の6%安が目立ちます。欧州で新型コロナの感染が再拡大し、規制を強化する動きが相次いでいることから、エネルギー需要が減少するとの懸念が高まっているとの解説がされています。

主要株の動きで目立ったのは、アップルの+7%、テスラが+10%、ホームデポ+10%。住宅関連は全般に強く、欧州景気への懸念から、内需銘柄への関心が強まった様子に見えます。為替市場も、ユーロが売られたことが、ドルインデックスの上昇の要因という面があり、内向き心理バイアスが感じられます。

決算の良かったメーシーズが+14%と、小売りの復調が感じられますが、一方でマスターカードやペイパルが7%安と、今後の消費に伴う決済動向への懸念も同時にあるようにも見える動きです。

年末商戦での消費は大きな関心事ですが、10月の米小売売上高は約73兆円で前月から1.7%増加。3カ月連続のプラスで、物価上昇下でも消費が力強く回復を続けていることを示したと報道されていますが、最も伸び率が大きかったのがガソリンで、次が自動車ですから、インフレによる単価上昇によって押し上げられている部分もありそうです。

他に下げが目立ったのはハイパーグロース銘柄で、オクタが8%安、アップスタート22%安、ROKU15%安など、軒並み売られています。今週、長期金利は下がっているものの、いずれは来る利上げに備えての高PER銘柄へのバリュエーション見直しが既に始まっているのかもしれません。

航空株やクルーズ系も引き続き弱く、デルタ航空が6%安、カーニバルクルーズが8%安。モノ>ヒトの観測が、欧州の一部ロックダウン等によって増幅されたような様子になっています。

全般に感じられるのは、資金の国内回帰、投資心理の内向きシフト。また、指数は上がっても騰落ラインは下がっているため、指数負けしている投資家が増えている可能性も十分ありそうです。

内向き心理がリスクオフに通じ、グロース系の一部では狼狽売り的な動きも見られますが、グローバルな景気懸念で原油価格や金利上昇が一服するなら、逆に年末年始ラリーが期待できるとの見方もあり、強弱感が交錯しているのが現在の状況かと思われます。

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