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March 27, 2022

今週の相場(3/25時点)

今週のS&P500は+1.8%、NASDAQは+2%、日経平均は+4.9%。

米長期金利は2.15%→2.48%に上昇、ドルインデックスは98.2→98.8、ドル円は119円10銭→122円10銭と円安が進行しました。

現在の市場で最もホットなトレードは円売りと言われており、ドル円のみならずクロス円も「火柱相場」。FXでの円ショートは笑いが止まらない状態で、更なる円安予想が市場を取り巻いています。

こうしたさ中、日銀総裁は「物価が+2%になっても引き締めせず。円安は日本経済にプラス」と発言。更には片岡日銀委員が「更なる金融緩和が必要」と、耳を疑うような発言で火に油を注ぎました。

流石にそろそろ牽制発言が出るかと警戒していた投機筋は、拍子抜けして勇気百倍。どこまで円安に耐えられるのか試してやろうと、125円どころか、ソシエテ・ジェネラルから150円の可能性という大胆な発言さえ飛び出しました。

日経平均はドル建てで見ると、円建てよりも割安に見えるためか、外国人投資家も一定程度日本株に戻って来ており、今週は日経平均の方が米国株指標よりも上昇率が高くなっています。

コモディティ市場では原油が再上昇し、週間でWTIが+8%、ブレントは+10%です。

米債券市場では、更にイールドカーブのフラットニングが進み、10年マイナス2年は、先週の0.21%→0.20%。5年債金利は2.55%まで上がって、5年と10年は逆転状態。FRBから、0.5%刻みの利上げもあり得るとの発言が出たことも、長期より短期の金利上昇を後押ししました。

個別では、アップルが+7%、ベルリン工場が稼働し始めたテスラが+12%と、主要銘柄への投資家のリスクオン姿勢が継続し、半導体では、インテルが+9%、エヌビディアとAMDが+5%。エヌビディアがインテルのファウンドリ事業の利用を検討との報道が出ています。

冴えなかったのはハウジング関係で、ホームデポが9%安、住宅建設大手のレナーが10%安。30年住宅ローンの平均金利は4.95%と、この1年で1.5%以上も上がりました。

株式への投資環境は、インフレ率高止まりと金融政策の引き締め方向で、決して良くは無いのですが、まだまだ実質金利がマイナスである以上、何かを買わなければならない状態とも言え、株式市場は買い戻しを大きなエンジンとして、2週間前とは様変わりの状態となりました。

16000ポイントから12600ポイントまで2割以上下落したNASDAQは、ほぼ半値戻しレベルまで反発しており、近い将来のスタグフレーションが懸念される中で、ここまで反転上昇したことには大変驚きました。

ウクライナの善戦は続き、大きく戦力を失ったロシアは、東部ドンパス地方の支配を固めることに注力することで、なんとか国内向けに勝利宣言出来る形作りをしようと、目標を大きく下方修正しました。

しかしながら、これはプーチンの事実上の敗戦であるということを世界は知っていますし、プーチンの政治基盤は国際的には崩壊し、国内的にもチュバイス大統領特別代表はじめ要人の離反が相次ぎ、ロシアの政治情勢は極めて不安定なものになっています。

もはや戦争犯罪人となったプーチンの運命がどうなるにせよ、戦闘行為が早期に終了し、ウクライナの国土と国民生活の再建が始まることを切に祈ります。

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