今週の相場(4/22時点)
今週のS&P500は2.8%安、NASDAQは3.8%安、日経平均は変わらず。
米長期金利は2.82%→2.9%、ドルインデックスは100.5→101.1、ドル円は126円30銭→128円50銭。金利上昇でドル買いの動きが続いています。
7週間で13円もの円安となり、「悪い円安」と認識されています。円安の主因が日米金利差だけであれば、どこかで限界が来るでしょうが、日本でも米国並みのインフレ率となり、現金からの逃避が進むなら、「最悪の円安」になるかもしれません。
粛々と金利上昇・ドル高が進む債券・為替市場に比べると、十分にFRBの利上げを織り込んでいなかった株式市場の動揺が目立ちます。
パウエル議長は5月FOMCでの0.5%利上げ可能性を示唆しましたが、これは事実上の決定と思われます。
米国野村証券のアナリストは今後、0.5%、0.75%、0.75%というハイペースで、政策金利を2.5%に上げていくとのスーパータカ派予想を出しています。
確定申告直後の米国株は上がりやすいというアノマリーによって、NASDAQは水曜まで100ポイントほど上げていましたが、そこから一気に600ポイント急落する展開となりました。
DOW指数は、NASDAQに比べてバリュータイプの銘柄が多いこともあって比較的安心感がありましたが、こちらも水曜まで700$上昇後、2日間で1300$下げて、50日線を割りました。
コモディティ市場では、WTIが6%安、天然ガスが11%安、銀が6%安など、今週はリスクポジションの縮小が目立っています。
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