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April 16, 2022

今週の相場(4/15時点)

今週のS&P500は2.1%安、NASDAQは2.6%安、日経平均は+0.4%。

米長期金利は2.7%→2.82%、ドルインデックスは99.8→100.5、ドル円は124円30銭→126円30銭。米国金利上昇で素直にドル買いが進みました。

一時逆イールドが言われた米イールドカーブはむしろスティープ化し、10年マイナス2年金利は、先週の0.14%から0.37%に拡大しています。

金利上昇に弱いと言われるNASDAQは2週間で6%以上下落。同期間にS&P500は3%の下落、DOWは1%の下落と、各指数に差が出ています。日経平均は2%安で、この間に3%円安になったことの効果は殆ど見られません。

今や円安が日本企業の収益性改善に結び付くという考え方は消え、トヨタでさえ、この2週間でマイナス。愚民と老人および生産性の低い企業が国内に残り、優秀な人材やグローバル企業の生産拠点は海外に去りました。

なお、米国株に投資している日本人にとっては、米国株安を円安が補ってお釣りがくる状態にもなっており、年初来でS&P500は8%安ですが、円は対ドルで10%安と、円安効果抜群です。こうした利益は、今後の国内インフレで相殺されますが、無いよりはマシです。

注目されていた米国3月CPIは前年比8.5%の上昇。前月の7.9%を上回り、6カ月連続で6%超えです。

しかしながら、変動の大きい食品とエネルギーを除くコア指数は、前月比0.3%上昇と、前月の0.5%上昇から鈍化し、さしものインフレもピークアウトしたのではないかという見方も出始めました。

30年住宅ローン金利の平均は5%を超え、住宅ローンの申請件数は前年比4割減の水準と報道されています。

マンハイム(中古車価格)指数は、1年でおよそ2倍となり、ようやく2か月連続で下がってきました。

Manheim2203

FRBのタカ派発言連発によって、市場が利上げを織り込み、インフレ率を抑制する効果が一定程度出てきたようにも見えます。

現在の2年金利2.45%は2019年1月と同水準で、当時の政策金利は2.5%でしたから、市場は既に今後2%の金利上昇を織り込んで動いているとも言えそうです。

コモディティ市場では、原油(WTI)が再度騰勢を強め、96$→106$。CRB指数は3月の高値を超えて、上に突き抜けています。

個別銘柄を見ると、マイクロソフト、グーグル、テスラが7%安。金融では、JPモルガン、バンカメ、ウェルズファーゴが3~5%安。

特に半導体は弱く、エヌビディアが12%安、AMD10%安、マイクロンとインテルが4%安。半導体指数は3%安でした。

注目されていた台湾TSMCの決算は、四半期で最高の売上利益だったものの、今後の見通しにはやや弱気な部分もあり、株価は決算前よりも2%ほど売られました。

半導体関連銘柄は昨年の10~12月、NASDAQの調整気分を他所にお祭り相場をしてしまったこともあり、現在は大反省期にありますが、どこで下げ止まるかは要WATCHかと思います。

トラベル関係は、3月の営業益黒転を公表したデルタ航空が+15%、カーニバルクルーズが+7%、マリオットが+10%と好調でした。

債券市場を見る限り、今後の利上げはかなり織り込まれていますし、昨年バブル的な上昇を見せたグロース銘柄は泡の殆どを吐き出したように見えます。

アメリカの確定申告も終わるので、来週は少しは売り飽き気分が来るのではないかと思っていますが、仮にそうなっても、5月はやはり、「Sell in May」の可能性が高そうです。

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