« 今週の相場(3/25時点) | Main | 今週の相場(4/8時点) »

April 03, 2022

今週の相場(4/1時点)

今週のS&P500は、ほぼ変わらず。NASDAQは+0.6%、日経平均は1.7%安。

米長期金利は2.48%→2.38%、ドルインデックスは98.8→98.6、ドル円は122円10銭→122円50銭。ドル円は一時125円台がありましたが、あまりに円安のスピードが早かったために現在は小休止状態となり、米長期金利上昇も一服しました。

一方、米国2年債金利は先週の2.28%から2.46%に上昇し、2年と10年が逆転したため、近い将来のリセッション懸念が台頭しています。先行指数と言われるダウ輸送株指数が、今週5%以上下落したことも先行きを暗示しているかもしれません。

逆イールドについては、逆ザヤによる金融機関の与信能力低下や短期的なインフレと長期的な景気停滞の現れなどと解釈されており、必ずでは無いものの、1~2年後にリセッションが来る確率が高まっていることは否定できないかと思われます。

2022年1~3期の株価指数を振り返ると、S&P500は5%安、NASDAQは9%安、日経平均は3.4%安と、揃って冴えない1Qとなりました。

なお、ロシアがウクライナに侵攻し始めた2月24日と現在の株価を比較してみると、S&P500、NASDAQ、日経平均全て約6%高と、戦争の影響はクリアしていますが、同期間の香港ハンセンと上海総合は4%安と、市場における嫌中がハッキリ出ています。

ゼロコロナ主義による経済停滞も指摘されており、中国の3月製造業購買担当者指数は48.1と、2020年2月以来では最も大きな落ち込みとなっています。

米3月雇用統計は、NFPが43万1000人増、失業率は前月の3.8%から3.6%に改善と依然強い数値で、過去2カ月分の就業者数も上方修正されて、今年に入ってからの就業者の月間増加数は平均56万2000人です。

しかしながら、雇用需給の逼迫はインフレ対策上は頭が痛い状態で、FRBが更にタカ派になるなら、株式には当面の悪材料かもしれません。

コモディティ市場では、WTIが13%安、米国小麦が11%安と、大きく調整が進みました。

個別銘柄では、テスラが+7%と依然強かったものの、逆イールドを反映してかシティとバンカメが7%安と金融が売られ、シェブロンも3%安と一服。

景気敏感セクターと考えられている半導体指数は5%安と、投資家の景気懸念心理が映し出されました。トラベル関係は、カーニバルクルーズが+9%、デルタ航空+4%、ブッキングHDが+5%と、全般に堅調でした。

円安を始めとしたFOMC終了後のリスクオンの勢いが余りに早かったため、逆に反省色も強く、週後半は一気に小休止ムードが広がりました。ドル円、株式、コモディティ、ビットコインなど、リスク資産は概ね同じような動きとなっています。

それでも3月の反発の恩恵は大きく、個人的には昨年末比でプラス状態になっていますが、今年はコロナバブルによる「じゃぶじゃぶ」からの脱却の年ですから、米国株による期待収益率も比較的低い状態に留まるものと予想されます。

とはいえ、ロシアや中国を避けた投資マネーの受け入れ先としては、やはり巨大な米国株市場しか無いようにも思われますので、強気と弱気が拮抗するような状態が続きそうです。

 

 

 

|

« 今週の相場(3/25時点) | Main | 今週の相場(4/8時点) »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« 今週の相場(3/25時点) | Main | 今週の相場(4/8時点) »