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May 01, 2022

今週の相場(4/29時点)

今週のS&P500は2.3%安、NASDAQは4&安、日経平均は1%安。

米長期金利は2.9%→2.93%、ドルインデックスは101.1→103.2、ドル円は128円50銭→129円80銭。ペースダウンは感じられるものの、依然として、金利上昇でドル買いのトレンドが続いており、ドル円は一時131円20銭までありました。

普段は全く注目されない28日の日銀の金融政策決定会合。

財務大臣が「悪い円安」と言っているのだから、少しは円安牽制発言が出るのかと思えば、まさかの「緩和強化」。

長期金利が0.25%を超えないように国債を無制限で買い取る「連続指し値オペ」を原則として毎営業日実施する新たな方針を打ち出したことで、市場では「永遠の指値オペ」という言葉が飛び交い、ドル円は128円台から、その日のうちに131円台までジャンプしました。

総裁交代は来年4月。あと1年も、こんなペースで円安が続くなら、日本経済の姿は様変わりするかもしれません。

そもそも日銀によるYCC(イールドカーブコントロール)も、株取得(ETF買い)も禁じ手であり、他に例を見ないほど質の悪い中央銀行の管理下に我が国の通貨があるということは、念頭に置いておく必要があります。

米国は1-3月期決算シーズンに突入。

マイクロソフトはクラウドサービスの伸びが貢献して好決算でしたが、週間で+1%にとどまりました。

アップルは、EPSが予想の1.43$を上回る1.52$と好決算でしたが、3%安。グーグルはEPSが予想以下で4%安。メタ(FB)は利用者数が増加に転じて9%高。

ARKKが主力にしているリモート医療のテラドックは、のれん代償却を含む悪決算で42%安となり、破壊的イノベーションのはずが自爆状態。

そしてラスボス(?)のアマゾンは、営業利益が6割減、EVのリヴィアンへの投資損失で最終赤字となり、株価は14%安。テスラも、ツイッター買収資金絡みの懸念からか14%安。

半導体は、クアルコムが好決算で+5%など、一部で明るい材料があったものの、インテルの決算は期待以下で6%安となり、SOX指数は2.3%安でした。

セル・イン・メイの前にセル・イン・エイプリルがやってきて、NASDAQの月間下落率は13.3%と、リーマン・ショックの2008年10月の17.7%安以来の下げ率となり、年初来では21%安と、S&P500の13%安を大きく上回っています。

コモディティ市場では、WTIが+2%と堅調でしたが、銀・銅から資金が逃げて、そろぞれ6%安、5%安。

トラベル関係は、デルタ航空が1.5%安と反落し、ハワイアン航空が13%安、カーニバルクルーズが8%安、イクスペディア4%安など、地合いに引っ張られて売られる銘柄が目立ちました。

インフレが落ち着く明確な指標は見られておらず、企業は足元でのコストアップと成長の限界によって苦しい決算となっています。

ネットフリックスに続いてテラドックやアマゾンが墜落し、巣ごもり銘柄には最終判決が突き付けられたような格好です。

米1-3期GDPが予想外のマイナスとなり、景気後退の可能性も囁かれていますが、何はともあれ、5月3~4日のFOMC後の株価反応が注目されます。

マーケットは、5月FOMCで0.50%、6月に0.75%という前例のない急ピッチな利上げを織り込んでおり、こうした前提に何らかの変化が有り得るのかどうか。来週はその手掛かりが得られそうに思います。

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