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May 08, 2022

今週の相場(5/6時点)

今週のS&P500は0.2%安、NASDAQは1.5%安、日経平均は+0.6%。円安は、日本株の一定の支えになっているように感じられます。

米長期金利は2.93→3.14%、ドルインデックスは103.2→103.7、ドル円は129円80銭→130円50銭。依然として、米金利高→ドル高傾向ですが、ドル円は再度の131円台には乗らず、円安一辺倒への警戒感も少し感じられます。

注目されたFOMCは0.5%の利上げ。パウエル会見では、次回FOMCでの利上げは、0.75%ではなく、0.5%利上げが示唆されたため、株価は一時的に反発しましたが、市場の不安は大きく、リバウンドは1日天下に終わりました。

6月からは「量的引き締め」で年間1兆ドル(約130兆円)の資金が市場から吸収されていきます。投資家は株も債券も売って自由なマネーが生まれていますが、それをFRBが吸い上げていきます。

4月雇用統計は、非農業雇用者数が前月比42万8000人増と、概ね予想の範囲。失業率は3.6%で変わらず、米国としては歴史的な低水準が持続しています。
賃金は前年比5.5%増と、3月の5.6%増から僅かに低下。

労働参加率は前月の62.4%から62.2%に低下。コロナ直前よりも1.3%低く、人数で言うと200万人に相当し、賃金上昇の大きな要因とも言われています。

雇用統計後の長期金利は上昇で反応し、株には厳しい環境が続きます。

コモディティ市場では、ドクターカッパーが4%の下落。LME銅は昨年末以来の200日移動平均線割れとなり、景気後退の懸念の現れとも解説されています。

WTIは6%上昇。EUによるロシア産石油の禁輸案が、需給逼迫の観測を生んでいます。

個別銘柄では、依然としてハイグロース系銘柄からの投資家離れが激しく、かつて最強と言われたクラウドストライクが17%安、オクタ14%安、ドキュサイン8%安など、光は闇に変わりました。

主力では、アマゾンは8%安ですが、アップル、マイクロソフト、テスラ、エヌビディアは小幅な動きにとどまっています。

SOX指数は+2%と、ようやく下げ止まりのムードも感じられる様子。AMDが+11%、オンセミ(ON)+6%、マイクロン+3%、ウエスタンディジタル+12%など、決算の良かった銘柄中心に大き目の反発も見られるようになりました。

大量の国債を抱き抱えた日銀は金利上昇を容認できないので、ドル円は長期円安傾向が確実のように言われていますが、金利の高いインフレ通貨を買うことは、購買力が低い通貨をわざわざ買う行為ですし、米国金利が永遠に上がる訳でもないので、金利差材料だけでは円安に限界があるように思われます。

目先の目標である135円以上の円安になるには、日本の経常収支の赤字化など、更なる我が国財政の弱体化が顕わになり、日本国民に不安が広がる必要があるように思います。

いずれにせよ、インフレは通貨ばら撒きの結果であり、ウクライナ情勢や中国ロックダウンなどの一時的現象(?)が拍車をかけています。

マーケットは、この2年間のスーパー金融緩和のツケを払うべき時期になっており、米国は株安、日本は円安で、その支払いをしている最中のように見えます。

ツケの完済には、今少し時間がかかりそうです。

 

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