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July 17, 2022

今週の相場(7/15時点)

今週のS&P500は1%安、NASDAQは1.6%安、日経平均は+1%。

米長期金利は3.1%→2.9%に下落したものの、ドルインデックスは106.9→108に上昇、ドル円も136円10銭→138円50銭に上昇。

株価は小動きですが、為替市場でのドルの強さが際立つ展開です。ユーロ/ドルはほぼ等価なので、どっちも140円で換算しておけば概ね間違いないといった状況です。

数年前に海外旅行していた時は、ドルもユーロも100円で頭の中で換算していましたが、今海外に行けば、随分と違う感覚になるかと思います。

注目の米6月CPIは、先月の+8.6%から+9.1%に加速。

食品とエネルギーを除くコア指数は先月の+6.0%から+5.9%と、僅かに落ち着きを見せていますが、そもそも食品とエネルギー価格の上昇が生活を直撃しているので、コア指数への注目度は低くなっているようです。

なお金曜発表の輸出入物価統計では、輸入物価が前月比で0.2%上昇、石油製品を除くとマイナス0.5%と市場予想を下回っており、ドル高によるインフレ抑制効果が出始めているという報道もありました。(U.S. import prices rise less than expected in June

全般的にコモディティ価格は6月よりも下がってきているので、来月のCPIこそ期待できるかもしれません。

FFレートに連動しやすい2年債金利は先週の3.10%から3.13%に上昇しましたが、長期金利は3%近辺から大きくは変動せず、足元の1~2年はともかく、長期的なインフレ率はアメリカの平均的な+2~3%程度に落ち着くというのが債券市場の見方かと思われます。

但し、10年マイナス2年金利の逆イールドは深まっているので、ハードランディングの確率も上がっているということにはなりそうです。

コモディティ市場では、銅が8%安、WTIが7%安、小麦が12%安と、リセッショントレードの様相で、1ヶ月前との比較では、それぞれ19%安、11%安、25%安です。ドクター・カッパーは、3月高値から4割近く下げ、2020年秋以降の上昇分を全て吐き出しました。

イスタンブールで行われた関係国協議では、黒海にウクライナ産の穀物を輸送する「回廊」を設置する方向で合意したというニュースも流れています。

個別銘柄では、グーグル6%安、マイクロソフト4%安、テスラ4%安。グローバル企業にとってドル高は減収要因です。

日本で2割の値上げをしたアップルは+2%でした。

NASDAQの週足は、陰と陽の繰り返しですが、のたうち回るというよりは、もがきながらの底打ち模索といった程度には調整が進んできたようにも見えます。

Nas20220717

長期金利が3%に収れんしそうになっているということは、平常時への回帰がそれなりに前進してきているとも解釈されます。

先週+6%だったSOX指数は今週+3%と続伸。最も景気敏感とも言われる半導体ですが、一時の不足状態から過剰状態に陥っており、DRAMのDDR4の4ギガ製品は前年比で3割安。但し相場は既に大きく売られているので、その先の安定を読み始めた可能性もありそうです。

個別ではクアルコムが+6%、マイクロンが+4%と堅調でした。

株式相場は特段の材料に乏しく、しばらくは夏休みモードが予想されますが、為替市場では、ドルのマネーストックが減る中でドルの奪い合いという様相に見えます。

何しろ、ユーロはドルに対しての利上げ競争で完全に周回遅れですし、円は試合放棄しています。購買力から見て円は激安ですが、それでも買われません。

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