今週の相場(9/23時点)
今週のS&P500は4.6%安、NASDAQは5.1%安、日経平均は1.5%安。DOW指数は年初来安値です。
米長期金利は3.45%→3.69%に上昇、ドルインデックスは109.6→113に上昇、ドル円も142円90銭→143円30銭へとドル高が進みました。
21日のFOMCでは、予想どおり0.75%の利上げ。FRBメンバーが予想する年末金利は4.4%と前回の3.4%から上方修正され、来年末時点も4.6%と前回の3.8%から切り上がりました。
CMEのFedWatchでの年末金利は、4.25-4.5%が予想最多ですので、残り2回のFOMCで1.25%の利上げが織り込まれています。11月FOMCでは、4回連続の三段跳びが見られそうです。
日本政府は為替市場に単独で円買い介入しましたが、貴重な外貨を無駄遣いする愚策という評価になると思います。「介入は買い場」が法則ですから、ドルを買い増ししました。
介入は一時的に145円を140円まで押し下げましたので、倍返しで150円という分かりやすい目標が設置されました。
英国政府はインフレ対策として大型減税と国債発行増額を決めましたが、英国は株、債券、通貨のトリプル安に見舞われました。ポンド/ドルは先週の1.14から1.08に急落し、パリティ予想が増えています。
ポンドと言えば1992年、ジョージ・ソロスによるポンド売りが有名ですが、あの時もポンドを買い支えようと市場介入していたイングランド銀行が白旗を揚げました。
コモディティ市場では、WTIが7%安、ドクターカッパーが5%安。
市場の懸念はインフレと不景気両方となり、買えるリスク資産が殆ど無くなってきました。ビットコインも節目の2万ドルを下回っています。
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