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September 11, 2022

今週の相場(9/9時点)

今週のS&P500は+3.6%、NASDAQは+4.1%、日経平均は+2%。3週連続の反省モードから自律反発ムードに変わり、3指数とも50日線を上抜けました。

米長期金利は3.2%→3.3%に上昇、ドルインデックスは逆に109.6→109.0に下降、ドル円は140円20銭→142円60銭と円安が進みました。

ECBがユーロ史上初の0.75%の大幅利上げを行って政策金利が1.25%に上昇したことで、ユーロドルのパリティ割れが解消されました。ドルインデックスの構成は、58%がユーロです。

コモディティ市場では、WTIは2%安でしたが、銀と銅は5%反発しました。

個別銘柄では、テスラが+8%、アマゾン+4%など。アップルは0.4%安と、iPhone14への期待度は低そうです。

半導体関連ではエヌビディアが+3%、アプライドマテリアルズとオンセミが+5%などで、SOX指数は+4.7%。

トラベル系も総じて買われ、エアラインでは、ユナイテッド+12%、アメリカン航空+10%。クルーズは、ロイヤルカリビアン+15%、カーニバルクルーズが+11%。ブッキングHDも+8%でした。

セクター別で見ると、エネルギーが+1%台と低く、上位はテクノロジー、ヘルスケア、素材、情報技術などが4~5%上昇と、比較的万遍なく買われている印象です。

エネルギーだけが高くて他の全てが凹んでいた2週間前とは反対の風景になっています。

世界的なインフレで利上げが相次いだことで、ドルだけが高金利という訳でもなく、金利を狙う取引も分散が進んでドル独歩高が修正されつつあります。

主要通貨の金利は、ポンドがユーロを上回る1.75%、カナダドル2.5%、豪ドル1.85%、ニュージーランドドル3.0%など。他にも、メキシコペソ8.5%、南アランド5.5%など、日本人にもトレードしやすい通貨が高金利となっています。

世界で、日本とトルコだけが逆方向を向いているという言い方が分かりやすいかもしれません。

今週はドル高の修正が、株やその他のリスク資産を後押ししている現象が鮮明で、ほぼ忘れられていたビットコイン(?)でさえ、10%買われました。

レイバーデイ明けのトレンドは、その後の当面の方向性を示す確率が高いとされているため、来週もドルからリスク資産に資金シフトする動きが継続するかどうかが注目されますが、何といっても13日の米8月CPIがポイントです。

全米平均ガソリン価格は、6月が前年比6割高、7月は4割高、8月は2割高と順次低減しており、8月CPIは前年比+8.1%と、前月の+8.5%から更に鈍化するとの予想です。

FRBは、多少のインフレ改善でも利上げの手綱をすぐには緩めないとは思いますが、為替市場はCPIの動向でドルの見通しを大きく変えてくる可能性がありそうに思います。

相場心理はドル安株高方向に、やや前のめり気味になっているので、CPIが想定以上に改善した場合、今週のドル高修正のトレンドに勢いがつく事態に注意が必要かと思われます。

特にドル円は今週、140円→145円目前→142円と、荒っぽい値動きになっており、FXでポジションを持っている場合は、CPI発表後にハイボラになった際の腹を決めておく必要があると思います。

 

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