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December 04, 2022

今週の相場(12/2時点)

今週のS&P500は+1.1%、NASDAQは+2.1%、日経平均は1.8%安。日本株は円高がネガティブです。

米長期金利は3.69%→3.49%に低下、ドルインデックスも106.1→104.5に低下、ドル円は139円20銭→134円30銭と、ドル円は大きく円高方向に振れました。8月以降の円安のフローが強かっただけに、反動も大きくなっています。

現在のドル円は200日線近辺にあるため、一定の支持効果はあると思われるものの、依然として円ショートポジションは多めであり、年内に節目の130円まで調整するリスクも小さくはない、というのが概ねのコンセンサスではないかと思われます。

FRBのパウエル議長が水曜の講演で、12月FOMCでの利上げ幅縮小を具体的に示唆しました。これまでの「近いうちに(soon)」から一歩進んだことを歓迎して、相場は株高に進みました。

FedWatchでは、次回FOMCでの利上げ予想は+0.5%が78%を占めており、よほどの事が無い限り、0.75%利上げは4回で打ち止めになりそうです。

そして来年前半も利上げが続き、最終的なFFレートは5.0~5.25%程度となり、来年末においても4.75%近辺の高金利状態が続くという予想が大勢です。

議長の判断を後押しするように金曜の雇用統計は弱いはず、と思っていたら強い内容で、雇用者数は予想の20万人を上回る26万3千人増、平均時給は前月比0.6%増と、今年1月以来の大幅増加となり、前月の+0.5%から加速してしまいました。

それでも本番は13日のCPIということもあり、公表直後の金利高ドル高反応は次第に消えて、株安も小幅で終了。今週を通してみれば、ドル安株高のメインシナリオが維持されました。

コモディティ市場では、金・銀・銅およびWTIが上昇。中国が国民の強い反発を受けて、ゼロコロナ政策を緩和する方向で動きそうだという報道が、商品市場全般に買戻しを誘ったように感じられました。

また、金利の低下傾向が続いていることは、金銀など貴金属に追い風となっており、それぞれ過去1か月では、+8%、+12%と好調です。11月から2月にかけては、暑さが緩むインドの結婚シーズンでもあり、金の需要が増えるだろうという観測もあります。

更には、FTXの不祥事により、デジタルゴールドからリアルゴールドへの資金移動が起きているとの見方もあります。

個別銘柄では、テスラが+7%、ネットフリックスが+12%、メタが+11%など、かつてのキラキラ銘柄に資金の戻りが見られます。ちなみにARKKは+6%でした。

半導体は、エヌビディアが+4%、マイクロンが6%安などマチマチでしたが、SOX指数は+1%と、全体には小動きでした。

パウエル議長の「利上げ幅テーパリング発言」が相場を株高方向に舵を向け、思ったより強い雇用統計という逆風が吹いたものの、主要株式指数は小幅に上昇しました。

米長期金利を確認しておくと、先月中旬に50日線を下に切ってから下降トレンドが続いており、この大きな方向性が変わらない限りは、ゆっくりとドル安株高に進むものと考えられます。

Tnx1203

 

 

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