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December 11, 2022

今週の相場(12/9時点)

今週のS&P500は3.4%安、NASDAQは4%安、日経平均は+0.4%。

米長期金利は3.49%→3.59%に上昇、ドルインデックスも104.5→104.9に上昇、ドル円も134円30銭→136円50銭と上昇と、ドル高株安でした。

先週、12月FOMCでの利上げ幅縮小観測で喜び過ぎた反省模様といった風景でした。

来週のCPIの前哨戦として注目されていたPPIは、前年同月比で前月の8.0%→7.4%に低下。コアも、6.7%→6.2%に低下と、改善傾向ではあったものの、いずれも予想は上回っており、株価にはアゲインストとなりました。

10年債金利と2年債金利の逆イールドは一時0.85%まで拡大(現在は0.76%)し、深いリセッションが到来するのではという懸念も、株式を持ちにくくしています。

コモディティ市場では、WTIが10%安。最終的に現物を引き取らなければならない商品先物市場は、株式市場よりも景気後退による悲観がストレートに反映される傾向があると感じます。

個別では、グーグルとテスラが8%安。今年の市場をけん引したエクソンとシェブロンも6~7%安。

半導体はAMDが9%安、クアルコムが5%と嫌われて、SOX指数は2%安。

金融も、バンカメが10%安、ウェルズファーゴが7%安と売られました。ちなみにARKKは9%安と、再びキラキラ銘柄から資金が逃げています。

直近1か月で見ると、S&P500が+5%、ドルインデックスが1%安と、ドル安株高のメインシナリオは瀬戸際です。

アメリカに続いてドイツでも10年債と2年債金利が逆転しており、これは14年ぶりとのことですから、リーマンショック以来ということでしょうか。

タックスロスセリングによる売りも指摘されていますが、打ち消すほど利益が出ている人が果たしてどれだけいるのか疑問です。

センチメントはお世辞にも良いとは言えず、とにもかくにも来週のCPIとFOMC待ちといった雰囲気です。

今年それなりに上手く立ち回った人は既に店じまいに入っており、年末までジタバタ働いているのは成績の冴えない人、というのは毎年の暮れの風景です。

私個人は、円安によるドル評価益で口座残高は昨年比+10%、実現損益はほぼトントンといった感じで、口座の中は、ドル:円が、3:1です。

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