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October 29, 2023

今週の相場(10/27時点)

今週のS&P500は2.5%安、NASDAQは2.6%安、日経平均は0.9%安。

米長期金利は4.91%→4.85%に低下、ドルインデックスは106.2→106.6、ドル円は149円80銭→同60銭。

米長期金利は僅かに下がったものの、全体にリスクオフ気分が優勢であり、株安ドル高の傾向でした。

但しドル円は、一時150円台後半まで上がりましたが、さすがに介入警戒感などもあり、ドル買いの勢いは長続きしませんでした。

コモディティ市場では、金・銀・銅が小動き、WTIは4%安、天然ガスが+18%。イスラエル沖で生産された天然ガスの一部は、エジプトでLNG化されて欧州にも供給されていましたが、供給不安が広がっています。

9月の個人消費支出(PCE)物価指数は前年比で+3.4%と、3カ月連続で同じ数値。コア指数は+3.7%で、前月比では0.3%の上昇と予想通りでした。

Fedwatchによる11月FOMC予想は、金利据え置きが99.9%で、今年最終の12月FOMCでは、利上げ予想が20%。

大勢としては、利上げ打ち止め観測が支配的です。

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October 15, 2023

今週の相場(10/13時点)

今週のS&P500は+0.4%、NASDAQは0.2%安、日経平均は先週の下落の反動で+4.3%。

米長期金利は4.8%→4.6%に低下、ドルインデックスは106.1→106.7、ドル円は149円29銭→同59銭。

米金利低下でドル高という、最近では珍しい反応だったのは、リスクオフ心理による避難需要が現れたものと解されます。

コモディティ市場では、金と銀が5%高で銅が2%安。WTIは6%高。

イスラエルがガザ地区への地上戦を計画しており、サウジがイスラエルとの国交正常化交渉を凍結と報道され、原油価格は上昇しました。

注目された米9月CPIは、+3.7%と、8月と同じ水準だったものの、市場予想の3.6%よりは上でした。
コアCPIは、前年比+4.1%と8月の+4.3%から鈍化したものの、CPIの3分の1以上を占める住居費が、8月の+3.6%から+7.2%と加速していたことは驚きを持って受け止められました。

確実なインフレ鈍化を期待していた市場からすると、やや期待外れの結果であり、米長期金利は一時4.7%に迫る上昇で、インフレのしつこさを再認識させられた格好です。

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October 08, 2023

今週の相場(10/6時点)

今週のS&P500は+0.5%、NASDAQは+1.6%、日経平均は2.7%安。利益が乗っている日本株は、売られやすい状況です。

米長期金利は4.58%→4.8%に上昇、ドルインデックスは106.2→106.1とほぼ横ばい、ドル円は149円37→同29銭と同じくほぼ横ばい。金利高でも、ドル円の上値が重い印象です。

コモディティ市場では、金が1%安、銀と銅が3%安、WTIは9%安。金利高でもゴールドが下げ渋り、原油は最近の上昇の反動で下がりました。

9月雇用統計は、雇用者数が前月比で33万6000人増、7月と8月は合計で11万9000人の上方修正と予想以上の増加。

但し内訳を見ると、直近3か月合計でフルタイムが692千人減り、パートタイムが1155千人増加と、パートタイムの増加に支えられた数字です。

また失業率は横ばいの3.8%で、平均時給は前年同月比の上昇率が4.15%と、8月の4.25%から鈍化しました。

労働参加率は62.8%で前月と同じですが、雇用者数が多いということは、働きたい人や働かざるを得ない人が増えてきたということでもあります。

米長期的金利は、4.85%まで上昇した後、一時は4.7%台半ばまで上げ幅を縮めました。株式は、金利上昇が上限に近づいたと思っているのか、金利上昇は景気が強いのだから株は買いと思っているのか、これまでの金利高株安とは少し違う動きが見られます。

金曜日、金利上昇にも関わらず、金(ゴールド)はプラスと、こちらも底堅い様子でした。

11月FOMCでの利上げ予想は、先週の18%から27%に上昇していますが、米サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁は6日、「このところの国債利回りの上昇はFRBに代わってある程度の仕事をしているため、われわれが一段の行動をとる必要性は薄れている」と語っています。

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October 01, 2023

今週の相場(9/29時点)

今週のS&P500は0.7%安、NASDAQはほぼ変わらず、日経平均は1.7%安。

米長期金利は4.44%→4.58%に上昇、ドルインデックスも105.6→106.2、ドル円は148円36銭→149円37銭と、またまた米金利高でドル高でした。

コモディティ市場では、金が4%安、銀が6%安と、金銀が金利高に耐えられずに下落した一方、WTIは+1%と高止まり傾向です。

金曜発表のコアPCEは、前年比+3.9%と、前月の+4.3%から減速し、2021年6月以降で初めて4%を下回りました。また前月比では+0.1%と、前月の+0.2%から鈍化しています。

また米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は29日、インフレ圧力は依然として高いものの、目標の2%に向かって戻りつつあることから、FRBは利上げを終了する可能性があると述べており、FedWatchでは、次回11月FOMCでの金利据え置き予想が82%となっています。

なお、週間新規失業保険申請者数は20万4000件と予想を下回っており、物価は落ち着きつつあるが、人手不足感は解消していない、そして原油高がインフレ圧力として存在しているといった概況かと思われます。

価格が上がれば生産が増えるのは当然で、テキサス州でのシェールオイル生産が過去最高に急増し、米国の原油生産は7月、過去2番目の高水準に達したと報道されています。

個人的には、シェールの更なる増産が原油価格上昇を食い止めてくれることを期待します。

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