今週の相場(10/27時点)
今週のS&P500は2.5%安、NASDAQは2.6%安、日経平均は0.9%安。
米長期金利は4.91%→4.85%に低下、ドルインデックスは106.2→106.6、ドル円は149円80銭→同60銭。
米長期金利は僅かに下がったものの、全体にリスクオフ気分が優勢であり、株安ドル高の傾向でした。
但しドル円は、一時150円台後半まで上がりましたが、さすがに介入警戒感などもあり、ドル買いの勢いは長続きしませんでした。
コモディティ市場では、金・銀・銅が小動き、WTIは4%安、天然ガスが+18%。イスラエル沖で生産された天然ガスの一部は、エジプトでLNG化されて欧州にも供給されていましたが、供給不安が広がっています。
9月の個人消費支出(PCE)物価指数は前年比で+3.4%と、3カ月連続で同じ数値。コア指数は+3.7%で、前月比では0.3%の上昇と予想通りでした。
Fedwatchによる11月FOMC予想は、金利据え置きが99.9%で、今年最終の12月FOMCでは、利上げ予想が20%。
大勢としては、利上げ打ち止め観測が支配的です。
個別では、下げ銘柄が多数派で、クラウド事業の売上が期待以下だったグーグルが10%安、アップル3%安、テスラ2%安、アドビ6%安など。
好決算と評価されたマイクロソフト、アマゾンも、それぞれ+1%、+2%。なおアマゾンは、クリスマス商戦の売上見通しを下方修正しています。
半導体は、エヌビディアが2%安、AMDが5%安などで、SOX指数は2.7%安。
金融も弱く、JPモルガン、マスターカードが5%安で、ウェルズファーゴとバンカメが4%安。
同業のヘス(HES)の買収を発表したシェブロンは13%安。
「Fear & Greed Index」は「24」と、再び「Extreme Fear」ゾーン入りして、エネルギー銘柄に対しても悲観する投資家が優勢です。
季節的に、株式相場は10月に底を付けて、11月~1月にかけて上昇する習性が知られていますので、余裕の範囲内でぼちぼちエントリーしていくのは「あり」かと思われます。
私は既にフルインベストメントに近い状態になっているので、毎日少しずつ減っていく残高を眺めながら、半転の機会を待っています。
ポイントは言うまでもなく、長期金利です。
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