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January 21, 2024

今週の相場(1/19時点)

今週のS&P500は+1.2%、NASDAQは+2.3%、日経平均は+1.1%。

米長期金利は3.94%→4.13%に上昇、ドルインデックスは102.4→103.2、ドル円は144円90銭→148円15銭。金利上昇でドル高でした。

米商務省が発表した12月の米小売売上高は、前月比0.6%増と予想以上に好調。また全米小売業協会による11〜12月の年末商戦の物販実績も、9644億ドルと過去最高で、前年同期比+3.8%。

強い消費は金利を支え、また相次ぐFRB高官の牽制発言もあって、3月FOMCでは、金利据え置きで利下げは無いとの予想が、先週の19%から53%に急上昇しました。

コモディティ市場では、金・銀・銅が小動きで、WTIが+1%。

国際エネルギー機関(IEA)の事務局長は、主要産油国が紛争に直接巻き込まれない限り原油相場に大きな影響はなく、市場には十分な原油があるため、原油価格に大きな変化はないと想定していると語っています。

個別では、TSMCが増収見通しを示したことから、テック楽観論が台頭し、景気に左右されにくいと思われるAI関連銘柄中心に半導体関連が良く買われました。

本命のエヌビディアが+9%、対抗のAMDが+18%、クアルコムが+9%、アプライドマテリアルズ+11%などで、SOX指数は+8%。

マイクロソフト、アップル、メタ、グーグルが揃って3~4%ですが、テスラは7%安。EVは中国勢の台頭もあって競争が激化、テスラは欧州と中国で値下げに追い込まれています。

金融も冴えず、バンカメが3%安、モルスタ6%安。

ユナイテッドヘルス、CVSヘルスが7%安と、医療コストの上昇で、健康保険関係が軒並み売られています。

なおARKKは2.3%安。こうしたハイな局面では通常強いはずですが、主力のテスラとコインベースの下げがネガティブに働いています。

いずれは来る景気後退を考えると、広範な物色が難しい中で、少しでもAIに関連する銘柄を買おうと、NY市場はテック優位の二極化模様となっているように見えます。

日本株は日経平均の+1.1%という数字以上に強く感じられ、例えばアドテストは+14%。

空前の株ブームと言っても良い状態ですが、その主エンジンは海外勢の買いと思われます。新NISAによる投信買いの8割は海外株へ向いているとされており、日本人は海外株を買い、海外勢は日本を買うといった反対構図です。

海外勢は日本に詳しくないことや投資制約のため、日経平均中心に、やみくもに買ってきている印象があり、上海市場に上場する日本株ETF(華夏野村日経225ETF)は人気殺到で一時売買停止となったとのニュースが流れています。

政治経済両面で、事実上の投資不適格となった中国の代替として、それなりに市場規模が大きく、これまでスルーされていた日本株へ資金が急ペースで流れてきている格好かと思います。

既に日経平均はPER15.8倍、指数ベースでは21.5倍と、割安とは言えないレベルにまで上昇していますが、S&P500のPERが21倍、NASDAQ100は29倍まで上昇していることもあり、バリュエーションが株価の頭を抑えるという当たり前の警鐘が目立たなくなっています。

この勢いが続くなら、個別でPER、PBRの低い銘柄や小型株にもいずれ資金が回ってくる可能性が感じられます。

お付き合い程度に持っていた日本株ポジションは、少し増やしました。遠目で見れば、日本株もきれいに見えるのでしょう。

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