今週の相場(2/23時点)
今週のS&P500は+1.7%、NASDAQは+1.4%、日経平均は+1.6%。
米長期金利は4.28%→4.25%、ドルインデックスは104.3→104.0、ドル円は150.17円→150.54円。金利高ドル高ではないのに、若干の円安となっており、円の弱さが目立ちます。
金利差以外の円安要素が大きくなっているものと考えられ、FRBが利下げを開始しても、目立った円高にはならないだろうとの観測が主流となってきています。
日経平均は34年以上もかけて高値を更新しましたが、1989年の日経平均はPER60倍前後と狂っていたので、そことの比較に本質的な意味合いは無いとの解説が、最も冷静な見方だと思われます。
昨今の日本株価上昇の主因は円安です。JPモルガンの分析によれば、直近四半期決算での増益要因の7割は円安となっています。
現在の円安は、金利正常化できない日銀による実質金利マイナスが主導しているので、さながら「弱い円の強い株」といったところです。
コモディティ市場では、金・銀・銅が小動きで、WTIは3%安。FRBの早期利下げ観測が後退していることが原油相場の重荷と解説されています。
Fedwatchによれば、年末の予想金利は4.50~4.75%が最多。前のめりの利下げ予想が消えて、年内3回利下げが妥当であろうとのFRBメンバーの見方と一致するようになりました。
Recent Comments