今週の相場(4/26時点)
今週のS&P500は+2.7%、NASDAQは+4.2%、日経平均は+2.3%。いずれも先週の下げ分を取り戻してはいませんが、流石に反発です。
米長期金利は4.62%→4.66%、ドルインデックスは106.1で変わらず、ドル円は154円64銭→158円29銭。円は独歩安で、あのトルコリラにも負けています。
25日発表の1-3期米GDPは年率換算で前期比+1.6%と、前四半期の+3.4%から大幅に鈍化したものの、同時に発表されたPCEコア価格指数は+3.7%と加速。弱いGDPでもインフレ率は依然高い、という印象になりました。
26日に発表された3月のPCEデフレータは前年比+2.7%で、前月の2.5%を上回り、コアPCEは前年比+2.8%で、2月と同率で高止まり。スーパーコアPCEは前月比+0.4%と前月の+0.2%から加速。
総じて強い数値で、利下げ予想はまた後ずれし、CMEのFedWatchでは、年内1回だけ利下げ予想が、先週の35%から40%に増加。年内利下げ無し予想も、14%から20%に増えました。
26日の日銀会合では政策変更なし。
総裁会見でも特段のタカ派コメントは無く、政府日銀ともに円安容認の姿勢と解釈され、1日で3円近く円安が進む放置プレイ状態となっています。
コモディティ市場では、金が3%安、銀が5%安と、最近の過熱相場への反省気分が生まれています。金相場を押し上げている主エンジンは中国であると見られていますが、上海金先物市場での証拠金引き上げが調整のキッカケだろうという説が有力です。但し、押し目買いをしているのもまた中国人と思われ、金相場は長期的な強気相場に入っているという見方が多数派かと思われます。
なお銅は+2%。これも中国の景気動向が思ったほど悪くはなさそうという憶測が要因と報道されています。
WTIは小幅な動きでした。
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