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April 07, 2024

今週の相場(4/5時点)

今週のS&P500は1%安、NASDAQは0.8%安、日経平均は3.4%安。

米長期金利は4.21%→4.40%、ドルインデックスは104.5→104.3、ドル円は151円35銭→151円63銭。金利上昇でもドルがさほど買われなかったことには若干の変調が感じられます。

3月雇用統計は、予想の20万人に対して30.3万人でしたが、1月雇用統計が35.3万人から22.9万人へ修正されたことを考えると、真に受けるのもどうかという感じです。

失業率は2月の3.9%から3.8%に低下。平均時給は前年比の伸び率が4.1%と2月の4.3%から低下。

総じてサプライズと言えるほどの内容は無かったと思われます。

一方、コモディティ市場は大きく動いており、金が+4%、銀が+10%、銅が+6%、そしてWTIが+4%。

今や、株式市場よりもコモディティの方が注目です。

イスラエルが在シリア・イラン大使館を攻撃したことは挑発的な蛮行とも言え、原油市場が反応するのは当然でしょうし、NPO7名を爆撃死させたことは、実戦から遠ざかっていたイスラエル軍の能力低下を感じさせます。

元々はハマスによる奇襲攻撃への正当な反撃であったとしても、あまりの「やり過ぎ感」に、世界はネタにエフ政権に辟易としてきています。

個別ではメタが+9%ですが、低価格モデルの開発中止が伝えられたテスラは6%安。

原油高で、エクソン+4%、シェブロンが+2%。

半導体関連は、受託製造部門が大赤字のインテルが12%安、AMDが6%安。これまでの急上昇の反省気分が広がって、SOX指数は2%安。

CMEのFedWatchでは、6月FOMCでの利下げ確率が、1週間前の55%から51%に減少しました。

原油価格が上昇している今、インフレ再加速のリスクが高まっているとの声も増えており、利下げ後にインフレ率が悪化した場合、大統領選挙を前にFRBは動きが取れない立場に追い込まれる可能性があり、FRBは相当慎重に行動せざるを得ないものと考えられます。

3月以降の金(ゴールド)の上昇が目覚ましいので、「なぜ今、金なのか」という議論が盛んですが、金は中長期的に継続して買われている資産です。

過去10年では、S&P500が2.8倍で、金は1.7倍。過去20年では、S&P500が4.6倍に対して金は5倍。

日本の場合、過去20年で日経平均3.3倍、金は8倍。

これが意味するところの解釈は色々あるでしょうが、金を持っていなければ安心できない、というストーリーに賛同する人が増えているのは、現行の金融システム、即ち基軸通貨ドルへの信頼が時間と共に低下している証左かと思われます。

いわゆるニクソンショックによって、ドルと金の交換が廃止されてから半世紀あまり。

人間はもう少しうまくやるだろうと思われてきましたが、実は期待よりも愚かで、何かある度に、紙幣をジャブジャブ刷るだけの存在でした。

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