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April 14, 2024

今週の相場(4/12時点)

今週のS&P500は1.6%安、NASDAQは0.5%安、日経平均は+1.4%。

米長期金利は4.40%→4.52%、ドルインデックスは104.3→106.0、ドル円は151円63銭→153円29銭。金利上昇で、ドル高でした。

米金利上昇の主因はCPI。3月の米CPIは前年比で+3.5%と、2月の+3.2%から悪化。原油高でエネルギー価格が1年ぶりに上昇に転じたほか、自動車保険も高く、前月比では+0.4%と、高インフレ率の抑制は足踏みが続いています。

またコア指数は前年比+3.8%、前月比では+0.4%と、2月と同じでした。

続いて3月PPIは、前月比で+0.2%と、2月の+0.6%から鈍化したものの、前年比では+2.1%と、2月の+1.6%から悪化。

依然として、PPIは比較的落ち着いているものの、CPIは高止まりして下げ渋りの状態が続いており、PPIが低くても安心できないといった感触です。

FRBによる利下げ期待はズルズルと後退するのが「お約束」となってしまい、年内3回利下げ説は概ね消滅し、年内ゼロ利下げ説も登場。

CMEのFedWatchでは、6月利下げ予想が先週の51%から27%にほぼ半減し、年内2回利下げが35%と最多であるものの、利下げ無し予想も9%あります。

もし6月に利下げできないと、大統領選への影響を避けようとして、FRBは極めて動きにくくなります。

コモディティ市場では、金・銀・銅が+1~2%と小幅上昇し、WTIは2%安と小休止でした。

個別では、アップル、グーグル、テスラが3~4%上昇、アマゾンは11日に史上最高値更新と、ビッグテックに持ち直しの気運が見られたものの、ほぼ全面安の展開。

特に金融は悪く、決算発表が評価されなかったJPモルガンが7%安、バンカメ4%安。

半導体は、中国が通信事業者に対して外国製チップを段階的に廃止するよう要請したとのニュースで、インテル8%安、AMDが4%安となり、SOX指数は2%安。

原油高恩恵のはずのエクソン、シェブロンも小幅マイナスで、全般に反省気分が広まりました。

相場が崩れた原因は、金利上昇と中東情勢の緊張が大きいと思われ、イランはイスラエルにミサイルとドローンで直接攻撃していますが、イランとしてはアメリカを含む全面戦争は避けたいので、その範囲内での最大リベンジが目標です。

今週の株式の下げは正当な休憩の範囲ですが、来週も崩れると、かなりビビる人も出てくるでしょうから、注意が必要です。

ドル円は、強いドルと弱い円のコントラストが際立ち、下げ止まりの目途は見えません。

今週の日本市場で強かったのは資源系と不動産業ですから、正にインフレ対応相場であり、実質金利マイナスの円は売られ続ける環境となっています。

海外売上比率が6割を超えるユニクロの社長が、円安が良い訳ない、と語るほど円の購買力は著しく低下しており、原油高による貿易収支悪化の近未来は既に見えています。

2019年、1グラムの金(ゴールド)は5千円以下で買えましたが、現在は1万円以上。コロナ騒ぎを挟んだ僅か5年で、円の金購買力は半分以下に落ちました。

この状態を抜け出す方法は一つだけで、日銀が金利を上げて、放漫財政の痛みを日本人全員が実感するという王道以外にはありません。

為替介入は、新たな円売り参加者を呼び込むので、無意味どころか逆効果となる可能性が大です。

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