今週の相場(6/21時点)
今週のS&P500は+0.6%、NASDAQは変わらず、日経平均は0.6%安。
米長期金利は4.22%→4.26%、ドルインデックスは105.5→105.8、ドル円は157円32銭→159円82銭。ドル高よりも円安が目立ちます。
5月の米小売売上高は前月比+0.1%と予想の+0.3%以下。4月分も、0%からマイナス0.2%に下方修正され、消費パワーの減速が示されたものの、週間で長期金利は下がっていません。
金曜発表の6月米購買担当者景気指数(PMI)は、総合が54.6と前月の54.5から上昇。サービス業PMIも0.3ポイント上昇の55.1と、どちらもおよそ2年ぶりの高水準でした。
コモディティ市場では、金・銀・銅が小動き。WTIは+3%で、ガソリン需要の強い夏が来たことが買われた主因かと思われます。
個別では、買われ過ぎへの反動が支配的。
エヌビディアが2%安。木・金の2日間だけで7%近く下げましたし、マイクロンは同じく2日で9%安。
EV需要の減退でリストラを発表したオンセミが9%安で、SOX指数は1%安。
AIブームも消化して相場は反省ムードとなり、過熱から覚めた半導体相場は平均への回帰に向かうと考えるのが妥当かと思います。
そうした中でも、円売りは継続。
日米金利差で円安という表現は、高金利のドルに責任を押し付けたような言い訳モードであり、円の実質金利がマイナスという真実から目を背けています。
投資家は、金利が付与されず、時間の経過とともに価値が減退する円の脆弱性をターゲットとして、更に攻撃を強めているように見えます。
日銀が何もできないなら円安継続で輸入インフレ、金利を上げれば景気後退という二択の日本経済が再認識されたことで、日本株ブームは完全終了した可能性が高いようにも感じられます。































































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