今週の相場(8/23時点)
今週のS&P500は+1.4%、NASDAQは+1.4%、日経平均は+0.8%。
米長期金利は3.88%→3.80%、ドルインデックスは102.4→100.7、ドル円は147円60銭→144円36銭。円キャリーは遠い昔の話となり、今やドル安と円高の共演になりました。
注目のジャクソンホール。FRBのパウエル議長は、「政策を調整すべき時が来た」「労働市場のさらなる減速は歓迎しない」と発言し、FRBの視線がインフレから雇用に移ったことを明確に示しました。
こうして9月の利下げは確実視されていますが、利下げ幅を0.5%とする大胆予想は24%と少数派です。
コモディティ市場では、金がほぼ変わらず、銀が+4%、銅が+1%、WTIは2%安。ドル安によって貴金属は堅調であり、原油は景気下向きを反映して軟調だと思われます。
個別では、小幅上昇の銘柄が大勢で、グーグルやテスラが+2%。アップル、アマゾン、マイクロソフトは変わらず。
小売りのターゲットは好決算で+10%。ウォルマートも+3%ですが、百貨店のメーシーズは10%安。消費者の節約志向が感じられます。
半導体はエヌビディアが+4%ですが、一部で目標株価下方修正のあったマイクロンは5%安。SOX指数は+1%でした。
ドル安傾向が鮮明となり、今月になってユーロ/ドルは、1.08から1.12水準まで上昇しています。
ドル円は、直近安値の141円60銭近辺からの重力を感じますが、今のところ140円割れの確率は低いのではないかと思われます。
日本株は円安応援団がいなくなったため、業績による個別株ごとの差が大きくなりそうです。
米国株は、利下げ支援があるとは言え、既に割高な水準であり、過大な期待は出来ないのではないかと思いますが、金(ゴールド)とインド株には追い風が吹いている状況かと思います。
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