金まみれのFIFA~ホルスト・ダスラーという亡霊~
どの世界にも金に汚い面はあるに決まってますが、その規模において、スポーツビジネス、特にサッカー界の闇は群を抜いている印象があります。
今般アメリカがこのタイミングで、「神聖なスポーツを金まみれにするFIFAに正義の鉄槌を下そう」と考えたのは、裏で欧州からの要請があったのか、サッカー人気がアメリカで高まる中で、今のうちに汚職体質を是正させつつ、FIFAへの影響力を持ちたいと考えたのか、次回ロシアW杯への嫌がらせか、ブラッターとはどんな「取引」をしたのか。
様々な想像をさせてくれます。
「スポーツと金」の話になると、アディダスのホルスト・ダスラーを抜きには語れません。(写真)
イタリアのフィレンツェに、フィオレンティーナのホームスタジアムであるスタディオ・アルテミオ・フランキがありますが、その名前の元となったアルテミオ・フランキは、UEFA(ヨーロッパサッカー連盟)の第3代会長であった1983年に自動車事故で亡くなりました。
この時、ヘルシンキで開かれていた第1回世界陸上選手権に集まっていたスポーツマーケティング関係者は、「ホルスト・ダスラーがとうとうやったか」と噂しあったと伝えられていますが、この背景には日本の電通も絡んでいました。
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