December 02, 2013

ASEAN株価の確認

ASEANの株式相場は、今年後半になって明暗が分かれました。
Asean
過去1年のチャートを見ると、5月までは大きな差がありませんでしたが、その後は去年の劣等生(?)ベトナムのぶっちぎり。

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June 15, 2013

ASEAN株は割安か

今週は久々に、アジア新興国株の大幅下落が話題になりました。

Aseanzマレーシア(EWM)は流石に安定。
先月の選挙で与党が勝利したことも安心材料です。

ベトナム(VNM)は強いのか弱いのか、周囲の騒動どこ吹く風の独自の動きをするようになっています。

タイ(THD)・インドネシア(EIDO)は大きく下がった後、昨日は大きく反発。
フィリピン(EPHE)は最近の投資資金流入が激しかっただけに、反発が弱く様子見気分です。

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May 06, 2013

中国ゼロ成長説の検証

産経新聞の4/14付け「日曜経済講座」、「アジアへの衝撃…円安が浮き彫りにする中韓の深刻な構造問題」。

この中に、「一方、中国の実体経済は実質ゼロ成長状態にある。
中国政府は昨年の実質成長率を7.8%、今年の成長率目標を7.5%前後としているが、中国の経済統計のうちで最も信頼性の高い鉄道貨物量は昨年は前年比マイナス0.7%で、今年1、2月の合計でも同0%と低迷している。つまり、中国はモノを前年より多く生産しても、多くの製品を工場の外へ出荷していないわけで、鉄鋼、家電、自動車など大半の主力業種で過剰生産と過剰在庫が膨らんでいると推定できる」との記載があります。

中国が実質的には成長していないのではないかというのは、誰もが思っていても口に出せなかった疑問。
流石は、常に勇気ある右寄り発言で存在感を示すサンケイです。

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May 05, 2013

マレーシア下院選挙

Map今日はマレーシアの下院選挙が行われます。

マレーシアの政治家と言えばマハティール。

彼が率いたマレーシアの与党連合「国民戦線」は、1957年の独立以来長年、議会の圧倒的な多数を占め、工業化を進めるとともに海外からの投資を呼び込み、東南アジアの優等生と言われるまでの経済成長を実現しました。

マハティールが引退してから10年。
国民戦線は前回選挙で3分の2を割り、その圧倒的な支配にも陰りが見えています。

現在の首相は、第二代首相アブドゥル・ラザクの息子ナジブ・ラザク。
名門による世襲といったところです。

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February 28, 2013

日韓株価の現状

Z日韓の株価と為替(ウォン/円)の3ヶ月チャート。
流石に円安の勢いは鈍化しましたが、日本株は上昇継続中なので、両者(青と緑)のギャップは広がっています。

円安だけではない日本株上昇の理由は主として金融緩和期待なので、どこまで実態が伴っているかはいずれ明らかになります。

一方、韓国株も崩れません。
ウォンが高くなれば韓国株は暴落する、といった都市伝説(?)が実現する兆候は今のところ見られません。

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February 10, 2013

ASEAN「3」は絶好調

Asean5ASEAN5ヶ国のETFの6ヶ月チャート。

絶好調は上位3ヶ国。
常連のタイに加えて昨年からフィリピンが加わり、更にはベトナムが猛追。

フィリピンは去年チャンピオンになって認知度が上昇し、マネー雑誌での推奨記事を見かける機会も増えました。
年初来、約10%アップと勢いは持続しています。

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January 16, 2013

快走続くベトナム株

ChartベトナムVN指数は、14日にようやく下げて13連騰で止まりましたが、その後また2連騰しています。

ベトナムの最近のニュースを拾っておきます。

・米投資ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)がベトナム食品大手マサン・コンシューマーに2億ドル(約180億円)を追加投資することで合意。2011年4月にもKKRはマサンに対し、1億5900万ドル(約140億円)を投資しており、今回で2回目。

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December 20, 2012

韓国大統領選、朴氏が勝利

Tr2012121900724注目された韓国大統領選は、接戦の末、与党・セヌリ党の朴槿恵(パククネ)氏(60)が勝利しました。

韓国内で親日派と批判される朴氏の当選は、日本にとって歓迎できる結果です。

これでアメリカのブッシュ親子、日本の岸-安倍に次いで、韓国も政権が世襲的に継承される時代を経験することになりました。

得票率は、51.6 VS 48。
事前の世論調査より差が開いたのは、「老風が吹いたからだ」と報道されています。

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December 14, 2012

韓国のジレンマ

Pk2012120802100048_size0韓国大統領選は、出馬辞退した安哲秀元ソウル大教授が、野党の文在寅候補を全面支持すると表明。

しかしながら、腰の入った応援姿勢が見られず、依然として与党の朴候補がリードしていると見られています。

1997年のアジア通貨危機後、韓国経済は財閥企業主体で海外市場に活路を求めてきました。

Z_2サムスン電子、現代自動車、総合指数(KOSPI)の2年チャートです。

青のサムスンが圧倒し、赤の現代自動車が2位。
この2社が今では時価総額の23%を占めているので、緑の総合指数は2社を除くと二桁マイナス。

チャートが示すのは、「2社」VS「2社以外」の差が拡大している実態です。

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November 25, 2012

今年のASEAN株はフィリピンの優勝か

Z_2ASEANの株式市場は、タイ、インドネシアが強く、マレーシアが安定、ベトナムが駄目駄目としたものでしたが、今年は特に後半、フィリピンが断トツに強い結果となっています。

アジア開発銀行は10月、アジア全体(44カ国)の2012年経済成長見通しを6.9%増から6.1%増に引き下げましたが、その中にあってフィリピンは+4.8%→+5.5%と貴重な増額組。

フィリピン最大の産業(?)である「出稼ぎ者からの送金」は、今年も好調を維持。

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