January 23, 2022

今週の相場(1/21時点)

今週のS&P500は5.7%安、NASDAQは7.6%安、DOWは4.6%安、日経平均は2.1%安。S&P500は200日線を割り、NASDAQは200日線の7%も下、日経平均は同じく4%下です。

米長期金利は1.79%→1.77%とやや下落、ドルインデックスは95.2→95.6に上昇、ドル円は114円20銭→113円70銭と円高方向。

金利若干低下でもドルへの避難が進み、ドル円は株安のリスクオフ心理で円売り巻き戻しという感じでしょうか。

株式相場はコロナバブルの逆流現象です。

長引くインフレとの戦いがアメリカ最大の政治課題となり、FRBの姿勢が緩和から引き締めに急転したため、株価のPERはドンドン小さくなり始めています。

実際にどの程度の利上げとなるのかは難しいところですが、CMEのFedWatchによると、今年中に1.00ポイント以上の利上げが実施される確率は7割程度。

しかし、この程度ではインフレ率7%に全く追い付かないという意見と、そもそも景気に陰りが見られる現況で利上げなんか出来るのか、という意見が対立しています。

相場は視界不良を最も嫌うので、1月26日のFOMCと今後の企業決算が注目されます。特にガイダンスが未達の銘柄は、こっぴどく売られる覚悟が必要です。

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January 16, 2022

今週の相場(1/14時点)

今週のS&P500とNASDAQは共に0.3%安、日経平均は1.2%安。米国株指数は先週よりも落ち着きました。

日本株は日頃無視してますが、鉄鋼株の上昇には注目しています。

米長期金利は1.76%→1.79%とやや上昇、ドルインデックスは95.7→95.2に下落、ドル円は115円50銭→114円20銭と円高方向。

米長期金利の上昇は小幅で、全般にドル安が進みました。ユーロドルは先週の1.136→1.142近辺へとユーロ高が進み、ドル円に関しては、日銀が物価目標達成前の利上げ検討というロイターの報道が円ショートの巻き戻しを誘発した模様です。

米国12月CPIは+7%と11月の6.8%から加速したものの、ほぼ予想どおりであり、前月比では+0.5%と、11月の+0.8%よりは小幅だったこともあって、マーケットへの影響は限定的でした。

12月の米小売売上高は前月比1.9%減と、市場予想の0.1%減を下回りました。
特に、ネット通販などの無店舗販売が8.7%減と最も下げ幅が大きかったことから考えて、外出を控えたというよりは、インフレを嫌気した消費者の消極的な購買姿勢が現れたものと考えられます。

JPモルガンの四半期決算は、EPSが予想$3.04に対し$3.36とクリアしたものの、売上高は予想297.8億ドルに対し292.6億ドルと未達。同社CFOは、経費の増加や収益の減少といった逆風によって、今後は目標である17%のROEを達成できない可能性が高いと述べて、株価は6%安。企業全般の収益環境に懸念が走りました。

またTSA(米運輸保安庁)のデータによると、12月中旬から、空港利用者の数が大きく下落に転じています。

このように、幾つかの経済指標からはアメリカ人の消費行動に足踏み感が見られるのでが、FRBはハト派のブレイナード次期副議長候補までがタカ派に転向して3月の利上げを示唆する発言を行い、「品切れバイデン」と揶揄される現政権への忖度姿勢を明確にしています。

FRBはずっとインフレは一時的と言い続けて後手に回り、今またインフレがピークかと思われるような時期になって、政治的配慮を前面に出してファイティングポーズを取っているようにも見えます。

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January 09, 2022

今週の相場(1/7時点)

今週のS&P500は1.9%安、NASDAQは4.5%安、日経平均は1.1%安。2021年と違い、指数では勝てない2022年を暗示しているのかもしれません。

米長期金利は1.49%→1.76%に急上昇、ドルインデックスは96.1→95.7に低下、ドル円は114円30銭→115円50銭と円安方向。急激な金利変化によってドルポジションはギクシャクしたものの、金利差拡大による円売りは着実に進んだ様子です。

12月雇用統計は、雇用者数が19万9000人と、予想の42万2000人を下回ったものの、失業率は前月の4.2%から3.9%に改善 。賃金は前月比0.6%の上昇と、11月の0.4%上昇から伸びが加速しました。

目下の市場の最大関心事はインフレですので、賃金上昇に敏感に反応しやすくなっているものと考えられます。

金利が上昇すると、将来マネーを現在価値へ割り引く際の減価率が高くなるので、不確実な成長期待よりも今稼いでいるお金の評価が高まり、低PER銘柄の見直しが行われます。

投資マネーは高PER銘柄を売って低PER銘柄へシフトする動きが鮮明になり、例えばバンガードの小型グロースETF(VONG)は今週5%下げ、逆にVONV(バリュータイプ)は+1%と、厳しい地合いを乗り切りました。

自動車株では、テスラが3%下げる一方、フォードが+18%。低PERへの回帰は、OLD銘柄の復権と同義なケースも多く見られます。

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January 01, 2022

今年の相場(12/31時点)

2021年が終了しました。最終週のS&P500は+0.9%、NASDAQは変わらず。年間ではそれぞれ、+27%、+21%でした。11月以降、NASDAQは伸び悩み、S&P500の方がパフォーマンスが良かったことは注目されます。

日経平均は年間で+4.9%とショボイ成績でした。ちなみにTOPIXは年間で+10%ですから、日経平均そのものがクソな指数だということかもしれません。

米国のビッグピクチャーですが、雇用がほぼ完全回復しました。

全米での非農業雇用者数は概ね150百万人ですが、昨年4月に一気に2000万人減り、失業率が14.7%という大変な事態に陥りましたが、今年の11月時点ではほぼコロナ前の数値に復帰しています。

そうなると、FRBとしては物価の問題に集中するのは当然で、インフレ率を睨みながら金利の正常化への道を探っていくことになります。

不思議なことに、依然として米長期金利は1.5%程度。足元で7%近くになっているインフレ率とは大きな乖離が生じています。

これについては、日欧のゼロ金利の影響という見方はありますが、インフレは一時的であり、今後10年間の大部分は米国の標準的なインフレ率である2%を下回る状態が続くと投資家が考えていると見るのも自然なことです。つまりは、コロナバブルが終われば元の長期停滞というシナリオです。

為替市場では、ドルインデックスが、90→96と、年間でドル高が進みました。

ドル円は、年初の103円から115円と円安方向で、2019年末の108円と比較しても、6%程度の円安。デフレ下で購買力が上がっているはずの円が弱くなるという現象となり、弱くなった円によるインフレへの懸念が一般紙にも載るようになりました。

インフレとは縁遠いと思われていた我が国ですが、11月の企業物価指数は前年比で+9%。いずれ消費者物価に転嫁されると考えるのが普通であり、そうでなければ企業利益率の低下によって株価が下がる理屈であり、どちらも景気にマイナスでしょう。

日本の賃金が上がれば物価高を吸収できますが、過去30年間の日本を見ると、理由はともかく、賃金上昇が全業種に広がっていくとは考えにくいと思われます。

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December 26, 2021

今週の相場(12/24時点)

今週のS&P500は+2.3%、NASDAQは+3.2%、日経平均は+0.8%。

米長期金利は1.41%→1.49%に上昇、ドルインデックスは96.7→96.1に低下、ドル円は113円70銭→114円30銭で円安方向と、リスクオン気分が戻ってきた様子です。

VIX指数は22→18、Fear & Greed Indexは31→40と、恐怖感が減少しています。

コモディティ市場は全般に小動きでしたが、WTIは70$から73$と4%ほど上がっています。この2か月間のWTI価格を極めて大雑把に振り返ると、80$→60$→70$という推移になっています。

クリスマスのため米国市場は4日間でしたが、S&P500は最高値更新と好調です。

マイクロンの好決算を受けて半導体関連が広く物色され、SOX指数は週間で+4.6%と、主要指数を上回る勢いでした。

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December 18, 2021

今週の相場(12/17時点)

今週のS&P500は2%安、NASDAQは3%安、日経平均は+0.4%。3指数とも50日線の下にあります。

米長期金利は1.48%→1.41%へ低下、ドルインデックスは96.1→96.7、ドル円は113円40銭→同70銭と円安方向と、金利低下でもドルに逃げ込むリスクオフ気分が感じられます。

注目されていたFOMCは、来年3月にテーパーを終了して3回の利上げを見込むという想定内の内容で、直後の水曜に株は反発。しかし、その後2日は軟調に推移し、S&P500もNASDAQも、FOMC前日の火曜の水準をわずかに下回って今週を終えました。

FRBのパウエル議長は、足元のインフレ率と比べて異常に低い長期金利について問われ、日欧ゼロ金利国家から見れば、為替ヘッジコストを考慮しても十分に魅力的な水準だからだと、いかにも投資銀行出身者らしい回答をしていましたが、だとすればアメリカ株は、本来よりも低金利という恩恵に預かりながらもリスクオフ気分が優勢となっていることになります。

果たして本当に利上げ出来るのか。米長期債市場は、FRBの利上げ想定に対して疑問を呈しているのかもしれません。

NASDAQは相変わらずADLINE(騰落数)が弱く、二極化の様相が続きます。しかも相場のけん引役だったマイクロソフトやアップルが週間で5%安、エヌビディアやテスラが8%安と、冴えません。

VIX指数は19→22、Fear & Greed Indexは38→27と、どちらも弱気方向です。

FOMC直後は、イベント通過後の買い気分が勝ったものの、FRBのタカ派シフトは基本的に株式に良い話では無く、やはり売りたい気持ちが上回ったという理解になりそうです。

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December 12, 2021

今週の相場(12/10時点)

今週のS&P500は+3.8%で史上最高値、NASDAQは+3.6%、日経平均は+1.5%。

米長期金利は1.48%、ドルインデックスは96.1と、先週と同じレベルに落ち着いていますが、ドル円は112円80銭→113円40銭と円安方向と、ややリスクオン気分が感じられます。

政策金利に連動しやすい米2年債金利は、先週の0.59%から0.65%まで上昇。イールドカーブは先週よりも更にフラット化しましたので、金融機関の株は買いにくくなっています。

株式は、変異したオミクロン株が弱毒化している可能性が高くなったことから上昇しましたが、同時にFRBが想定よりも早く引き締め方向にシフトする懸念が高まり、二つの要素の綱引き状態の心理かと思われます。

そこで注目度が高まっていた米11月CPIは、+6.8%と、先月の+6.2%から加速。しかしながら、これは織り込まれていたということなのか、発表後の長期金利は1.52%から1.48%まで下落し、一時は株価指数もマイナスに転じました。

CPIから見て、ドルの購買力はこの1年で7%ほど下落したことになりますが、逆に為替相場においては、円はドルに対して1年で8%ほど価値が下落しています。掛け算すると、たった1年で15%ほども円の国際的な購買力は落ちており、この逆相関が、日本人が貧しくなっていると感じる最大の理由です。

なおFear & Greed Indexは、先週の20→38、VIX指数は31→19と、投資家の不安心理が減じているのは確かであると思われ、引き締め警戒心理を景気本格回復への期待感がやや上回ってきている状態かと思います。

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December 11, 2021

今週の相場(12/3時点)

今週のS&P500は1.2%安、NASDAQは2.6%安、日経平均は2.5%安。

債券市場は避難所となり、米長期金利は1.48%→1.35%へと大きく下落。ドルインデックスは96.1と2週連続で変わらずですが、ドル円は113円30銭→112円80銭と円高方向。円ショートポジションの手仕舞いが増えています。

11月の雇用統計は、雇用者数が21万人増と目安の50万人よりは少なめでしたが、失業率は前月の4.6%から4.2%へ改善、賃金は前年比で+4.8%。

雇用者数の伸び悩みと失業率の改善は矛盾しますが、原因としては、雇用者数を求める事業所調査と失業率を求める家計調査のズレが指摘されており、家計調査では雇用が114万人急増したとも指摘されています。

労働市場に戻らない人の存在が人手不足を招いているという雇用のミスマッチが指摘されていますが、とにもかくにも失業率はコロナ前の3.5%が2020年4月に14.7%に跳ね上がり、4.2%にまで下がったのですから、総じて労働市場の回復傾向が確認されたとの受け止め方になりそうです。

株式市場は2週連続で不安定な展開で、VIX指数は前週の28.6→30.6に上昇、Fear & Greed Index は33→19と、恐怖感は高まっています。

メディアは、変異株オミクロンの感染の広がりを理由にしていますが、そもそも現在の高株価は感染拡大を契機とした大規模な金融緩和をエンジンに上昇してきたものであり、ある意味で感染歓迎相場でした。

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November 28, 2021

今週の相場(11/26時点)

今週のS&P500は2.2%安、NASDAQは3.5%安、日経平均は3.3%安。ほとんどが、金曜1日の下げです。

米長期金利は1.55%→1.48%に下がり、ドルインデックスは96.1で変わらず、ドル円は114円ちょうど近辺→113円30銭と円高方向でした。

相場が大きくリスクオフ方向に傾斜したのは、南アで発見された新型コロナ変異株への懸念と整理されており、この変異株はオミクロンと名付けられましたが、変異の程度が大きいということ以外、詳細はほとんど判明していません。

また米国は、木曜は感謝祭で休日、金曜は半日営業と、実質的には4連休状態であり、降って湧いたような悪材料を吸収する流動性に欠けて、狼狽売りが目立った格好でした。

多くのトレーダーは出勤せず、帰省しているか、少しでも安い七面鳥を探しているかのどちらかと言われており、留守を預かった2軍メンバーは、せめて指数負けしないようにポジションを落とすのが精一杯だったというところかと思われます。

このように取っ散らかった相場の跡を懸命に辿ってみても、大したことは分かりませんので、とにかく来週の反応を待ちたいと思います。

週明けには何事も無かったように戻るかもしれませんし、続落するかもしれません。株価が戻れば、金利も上方向に戻るので、再びインフレが気になるかもしれません。

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November 21, 2021

今週の相場(11/19時点)

今週のS&P500は+0.3%、NASDAQは+1.2%で最高値更新、日経平均は+0.5%と、いずれも小幅高。ちなみにDOWは1.4%安。

米長期金利は1.57%→1.55%に下がり、ドルインデックスは95.1→96.1と逆に上昇、ドル円は113円90銭→114円ちょうど近辺と小幅な動きでした。

為替市場は金利低下でドル高と、若干リスクオフ気分にも見え、株式市場はNASDAQ指数が最高値とは言え、AD(騰落)LINEは下がっており、二極化は強まっています。

セクター的にはハイテクが+2%ですが、金融が3%安、エネルギーが5%安。素直に見れば景気に弱気で、NASDAQ高、DOW安とも整合します。

コモディティ市場を見ると、金銀銅が揃って2%程度下げ、原油の6%安が目立ちます。欧州で新型コロナの感染が再拡大し、規制を強化する動きが相次いでいることから、エネルギー需要が減少するとの懸念が高まっているとの解説がされています。

主要株の動きで目立ったのは、アップルの+7%、テスラが+10%、ホームデポ+10%。住宅関連は全般に強く、欧州景気への懸念から、内需銘柄への関心が強まった様子に見えます。為替市場も、ユーロが売られたことが、ドルインデックスの上昇の要因という面があり、内向き心理バイアスが感じられます。

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