April 21, 2019

今週の相場(4/19時点)

NY市場は復活祭(イースター)のため金曜は休場。

キリスト教にとってクリスマスと並んで重要なイースター直前に、パリのノートルダム大聖堂の一部が火災で焼失するという不幸な事件が起こりました。

フランス政府は一致団結して再建に取り組もうとしていますが、現実には復興方法や寄付の在り方等が、更なる暴力の材料として使われかねない兆候も見られるのは残念です。

アジアでは、注目されたインドネシアの大統領選が行われました。

現職の庶民派ジョコ大統領が54%程度の得票率で再選を果たす見込みと報道されていますが、正式の選管発表は5月下旬であり、対立候補の元軍人プラボウォ氏は敗北を認めていません。

選挙の勝敗を分けるのはイスラム保守派の取り込み具合だろうと言われていました。

かつてスカルノ(デヴィ夫人の夫)は共産主義者を味方にしていましたが、後を継いだスハルトは反共に徹し、共産党を徹底的に弾圧して壊滅させました。

そのため、伝統的に共産党の役割であった貧困層の取り込みをイスラム保守主義が担っています。

ジョコ大統領の5年間はGDP成長率が5%推移と安定的で、失業率4.2%ですが、若年者(15~24歳)失業率は15.6%。
将来不安の強い若者はイスラム保守主義を頼り、イスラム保守主義は生活資金の融通や就職相談等を行い、成長に乗り遅れた層へ支持の拡大を図っています。

ジョコ大統領の前回得票率は53.2%ですから、今回も特段に支持層を増やしたとは言えず、新興国にありがちな成長の果実の歪な分配をどう調整していくかが安定への大きな課題と言えそうです。

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April 14, 2019

今週の相場(4/12時点)

今週のDOWは、僅かですが12$のマイナス、NASDAQは+0.6%。

日経平均は0.3%上昇して年初来高値ですが、TOPIXは何と5日続落という歪んだ相場。

月曜から水曜まで東証一部売買代金が2兆円割れする閑散相場の中での指数プレイでした。

米決算の先陣を切るJPモルガンが好決算で安心感が広がったものの、週間の下げを完全には戻しきれなかったのがDOW。

ドル円は、111円70銭→112円ちょうど、ユーロ円は125円20銭→126円50銭と円安が進み、日経平均は先物ベースだと1.2%ほど上がって、来週は年初来高値更新のスタートにはなりそうです。

米長期金利は2.49%→2.56%と、適温範囲。

ドルインデックスは97.3→96.8へ下落。

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ドルのトレンドは見出しにくいものの、97を超えたら下がってくれるという安心感(?)があり、WTI原油先物も64$近辺と比較的高値圏にあり、コモディティ相場から見れば年初来ずっとドル安傾向という安心相場とも言えそうです。

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April 07, 2019

今週の相場(4/5時点)

今週のDOWは+1.9%、NASDAQは+2.7%、日経平均は+2.8%。

ドル円は、先週の110円80銭台から111円70銭台へと、1円ほど円安。

ドルインデックスは、97.28→97.36と僅かながらドル高。

いわゆるシカゴ筋ポジションを見ると、全般的にドルの強い環境下で、株価上昇に連れて円売りを進めてきたという感じでしょうか。

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不人気の日本株にも周回遅れで買いが回ってきたと喜んでいる向きもあるでしょうが、東証の売買代金は全く盛り上がっておらず、5日金曜日の東証一部売買代金は2兆円割れ。

2月の月間売買代金は前年比27%ダウン。証券株は物色外です。

米3月雇用統計は、雇用者数が19万6000人増と2月の3万3000人増(修正後)から大きく持ち直し、賃金は前月の前年比+3.4%→+3.2%に低下し、失業率は3.8%で変わらず。

都合よく解釈すれば、インフレ無き好景気ですから、株を買いやすい結果であったと言えるかもしれません。

CMEの金利先物市場では、12月金利が2.26%と、現行の2.41%より0.15%低く取引されており、参加者の半数が1回以上の利下げを織り込んで取引されている状態です。

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March 31, 2019

今週の相場(3/29時点)

今週のDOWは+1.7%、NASDAQは+1.1%、日経平均はマイナス2%。

ドル円は、先週の109円90銭→110円80銭へと円安方向でした。

相場のセンチメントは、悲観論とバブル延命論の鬩ぎ合いとでも言った様相であり、今週は悲観から少し反発する順だったという印象です。

悲観論の主要な根拠は逆イールドで、今週末も米国債金利は、6ヶ月が2.42%、10年が2.41%と逆転しています。

これに対して延命論としては、本来の逆イールド指標である2年(2.26%)と10年は逆転していないことと、また過去に3ヶ月と10年が逆転した3回のケースにおいては、下表のとおりその後に株価はピークを付け、景気後退まで平均2年ほどのタイムラグがあるというのが理由でしょうか。

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なお、1998年は金利差がマイナスになった後で持ち直して再度2000年7月にマイナスに転じているので、そこからカウントすると、株式のピークは1か月後、景気後退入りは8か月後となり、もっと危機感を持て、という解釈になります。

ドルインデックスです。

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March 24, 2019

今週の相場(3/22時点)

今週のDOWは1.4%の下落、NASDAQもマイナス0.6%。
日経平均は+0.8%ですが、先物ベースでは下落です。
先日、ECBが年内の利上げを断念したことに続き、今週のFOMCでも年内の利上げ無しと示唆されました。
また、「経済活動の拡大は昨年第4四半期の堅調な速度から鈍化した」と景気見通しは下方修正され、資産縮小も9月には停止するとの発言がありました。

株式市場にとって低金利の持続は歓迎ですが、それにしても景気はそれほど悪いのかと投資家が迷っていたところ、22日発表のドイツの3月PMIが44.7と2012年以来の低水準をつけたことが、「やっぱり悪いのか!」と市場のリスクオフマインドを強く刺激しました。
ユーロ円は126円台から一気に2円ほど円高。
22日のDOWは460$の下げ。
米国長期金利は先週の2.58%→2.44%へ急落し、米国イールドカーブは6ヶ月もの(2.46%)と10年が逆転する歪な格好になってしまいました。
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CMEの金利先物市場では、今年12月が2.22%と現行の2.4%よりも0.18%低く取引されており、参加者の半数以上が1回以上の利下げを織り込む弱気な心理状態になっています。

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March 17, 2019

今週の相場(3/15時点)

今週のDOWは+1.6%、NASDAQは+3.8%、日経平均は+1.5%。
航空機事故の責任が問われているボーイング(DOW銘柄)は10%安でした。

ドル円は111円20銭台→同50銭台へと若干の円安方向です。

ファンダメンタルに大きな変化を与えるような材料に乏しく、主要な株式インデックスは先週2%程度下げているので、その反動で上げたという程度の話かと思われます。

米長期金利は2.62%→2.58%へ低下。
CMEの金利先物市場での年末金利は2.32%と、先週の2.36%より低下。

ドルの金利が下がっているのに円安が進んでいるところにも、市場の楽観が感じられます。

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March 09, 2019

今週の相場(3/8時点)

今週のDOWは2.2%安、NASDAQは2.5%安、日経平均は2.7%安と、似たような下落率でした。
ドル円は、111円90銭→111円10銭台と、1円近い円高です。

景気減速懸念にお墨付き(?)を与えたのはECBの利上げ断念発言。

昨年末に量的緩和政策を終了したECBは、現在0%の金利水準を「少なくとも2019年夏まで」維持するとしていましたが、これを「少なくとも年末まで」と後退。
この秋で8年の任期を満了するドラギ総裁は、一度も利上げしないで終わりそうです。

この緩和継続発言を受けてドイツ株は下落。
低金利の持続という良いニュース(?)では株価を救えないようです。

アメリカは利上げを棚上げ、中国は大規模金融緩和。
カナダや豪州を含め、世界主要国は足並みを揃えてハト派路線へと転回中です。

日本でも、内閣府が発表した1月の景気動向指数速報値は、「下方への局面変化を示している」と下方修正です。

ドルインデックスは先週の96.5→97.3と上昇。
これはユーロの敵失でしょう。

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March 03, 2019

今週の相場(3/1時点)

今週のDOWはマイナス5$とほぼ変わらず、NASDAQは+0.9%、日経平均は+0.8%。

ドル円は110円60銭から111円90銭台へと1円30銭も円安ですから、日経平均177円の上昇は相当に物足りない印象です。
かつては、1%の円安で日経平均+2%などと言われていました。

なお、TOPIXの上昇率は週間で0.4%と、更に物足りない数値。
最近の東証一部売買代金は2兆円に満たない日も多く、物色が全く広がらないエネルギーの乏しさを感じます。

米10-12月GDPは年率2.6%増と市場予想2.2%増を上回り、米長期金利が2.65%から2.75%まで上昇。
CMEの金利先物市場では12月が2.42%(現行2.40%)と、さすがに利下げ観測が消え、僅かながらも利上げ可能性を織り込んできました。

この金利上昇でドルが買われたように見えますが、現実のドルインデックスは先週の96.51→96.44と下がっていますから、為替市場ではドルが売られ、それ以上に円が売られました。

原油市場はWTIが57.3$→55.8$、金は1332$→1294$と、どちらも3%程度売られました。

つまりは、DOWは下がり、ドルも下がり、債券は売られ、コモディティも売られたのですから、堅調に感じられる一部指数とは裏腹に現金化を進める心理が感じられます。

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February 24, 2019

今週の相場(2/22時点)

今週のDOWは+0.6%、NASDAQは+0.7%、日経平均は+2.5%。
日経平均の上昇幅が大きいのは、先週15日金曜の大幅上昇分(DOW+1.7%)が日本市場では今週に反映されているからです。

ドル円は110円40銭台から60銭台へと若干の円安。
株がジタバタしていても為替はさほど動きません。

DOWは昨年11月上旬以来の26000$回復ですが、当時の米長期金利は直近高値の3.2%台。
今は2.6%台。

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同じ26000$でも、昨年は景気が良いから株は高い、でしたが、今は、景気は悪くなるだろうけど金利は低いから株は高い、に変わりました。

業績相場から金融相場へ逆戻りし、株の買い戻しが相場を支えているといった様相かと思われます。

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February 16, 2019

今週の相場(2/15時点)

今週のDOWは+3.1%、NASDAQは+2.4%と大きく上昇。
日経平均でさえ+2.8%です。

ドル円は、先週の109円70銭→110円40銭と70銭程度の円安方向ですが、一時は111円台までありました。

ドルインデックスは、先週の96.6→96.9と高値圏を維持。
米長期金利は先週の2.63%→2.66%と若干の上昇です。

CMEの金利先物市場では、12月の金利が2.39%で取引されており、先週の2.36%よりは上昇したものの、依然として現行の2.40%より低い水準で、人々の予想金利が大きく変化したわけではありません。

ドルは、今月に入ってから反発を始めましたが、理由はハッキリしません。
強いて言えば、良い材料のないユーロを買い進むことが難しい水準となり、消去法的に先進国最高金利のドルを買い戻すことになったという感じでしょうか。

ドル円に関して言えば、株高がリスクオンの円売りを促した面もありそうです。

しかし、米バンクオブアメリカ・メリルリンチが12日に公表した調査によると「現金を多めに持っている」と答えた投資家の比率は09年1月以来、最も高い水準となっており、この株高はポジションを整理する絶好のチャンスと捉えている人たちが多いとも観測されています。

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