今週の相場(12/1時点)
今週のS&P500は+0.8%、NASDAQは+0.4%、日経平均は0.6%安。
米長期金利は4.47%→4.20%、ドルインデックスは103.4→103.2、ドル円は149円40銭→146円85銭と、金利安ドル安でした。
ドル円は下げトレンドが明確になっており、円高ドル安材料に敏感です。金曜日にISM製造業景気指数が46.7と予想の47.6を下回って米金利が下がると、148円台から146円台へと、ストンと下に落ちました。
株式では、ダウ(DJI)が好調で、2.4%上がって年初来高値。その他、ラッセル2000が+3.1%、ARKKが+8%と、大型銘柄のみならず、小型株やキラキラ系などへの物色の広がりが感じられます。
コモディティ市場では、金(ゴールド)が+4%、銀が+5%と買われ、金は史上最高値を更新しました。中国やポーランド、シンガポールの中央銀行の購入が目立つと報道されています。
一方、WTIは2%安。延期されていたOPECプラス会合は、30日にオンラインで開催され、複数国が「自主的な」追加減産で合意と伝えられたものの、そのとおりに実行されるのか市場は懐疑的で、WTIは続落しました。
原語の「voluntary」は、気が向けばやる、という意味に取れなくもありません。
29日発表のPCEデフレーター。10月は前年比+3.0%と、前月の+3.4%から鈍化し、前月比では伸び率ゼロ。9月時点でのFRBメンバー予測中央値は3.3%ですから、上出来の結果となっています。
コアPCEも+3.5%と、前月の+3.7%から伸び率縮小。インフレの鎮静化は順調と判断できる数値でした。
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