10分でわかるイギリスの歴史②(名誉革命以降)
1689年の名誉革命は、議会が中心となって、フランスの影響が強いジェームズ2世を追い出し、その娘メアリ2世と、その婿であるウィリアム3世を擁立したクーデターです。
ウィリアム3世はオランダ生まれのプロテスタントであり、フランスとも敵対していましたから、ウィリアム3世の方から積極的に申し入れたとする説もあります。
カトリックの王に懲りたため、今後の王位は、スチュアート家の血を引くプロテスタントということになりました。
ウィリアム3世の死後、王位はメアリ2世の妹のアンが女王になります。
女王アンの治世に、イングランドはヨーロッパでのスペイン継承戦争(1701年~)と北米植民地での戦争(1702年~)に勝ち、ジブラルタルや北アメリカのハドソン湾等の領土の他、アフリカから新大陸スペイン領へ奴隷を送る権益も手にし、海外での大きな基盤を手にしました。
Recent Comments